やがてめぐになる

さんすうとえいごのおべんきょうブログ。ほかにもかきたいことをかきます。

4月10日のしゅくだい(7.12)

7.12ときます。

a) 停止時刻の列 T_n\nearrow \infty a.s. とする。このとき、 (Z^{T_n}_t:=Z_{t\wedge T_n})_{0\leq t\leq T}マルチンゲールである。
よって、 s < t A\in\mathcal{N}_sに対し、
\begin{align}
E[Z^{T_n}_t\boldsymbol{1}_A]
&= E[Z^{T_n}_s\boldsymbol{1}_A] \tag{1}
\end{align}
となる。各  0\leq t\leq Tに対し、 (Z^{T_n}_t) n に関して一様化積分なので、 n\to\inftyとすると Z_t L^1収束する。
(1)において n\to\inftyとすれば、 E[Z_t|\mathcal{N_s}] = Z_sを得る。

b) 各 0\leq t\leq Tに対し、 \sup_{n}E[ |Z^{T_n}_t|^2 ]\leq Kより、 (Z^{T_n}_t) n に関して一様化積分であることが分かる。したがって a) より、マルチンゲールであることが分かる。

c)  (Z^{T_n}_t)_{0\leq t\leq T}マルチンゲールなので、 s < tに対し、
\begin{align*}
E[Z^{T_n}_t|\mathcal{N}_s] = Z^{T_n}_s
\end{align*}
である。
下に有界であることより、 n\to\inftyとしてFatouの補題を用いれば
\begin{align*}
E[Z_t|\mathcal{N}_s] \leq Z_s
\end{align*}
となる。□